『笑勝ゼミ まんが中学歴史年代暗記』 ~語呂の原点~

折々に遊ぶ暇のある人の暇なしとて書よまぬかな
折々に遊ぶ暇のある人の暇なしとて書よまぬかな

改めて言うことでもないのですが、私は語呂合わせが大好きです♪
(でしょうね( ゚Д゚) と自分でつっこんでおきます。)

さかのぼること、小学校卒業を控えたある日。
私の“語呂心”を目覚めさせる出来事が生じました。

よく本屋さんに通っていたのですが、当時私が通っていた本屋さんは立ち読みし放題。
色々な本を見る中で、出会ってしまったんです!!

まんが中学歴史年代暗記
まんが中学歴史年代暗記

『笑勝ゼミ まんが中学歴史年代暗記』
初版が昭和59年です。年齢がバレます(笑)

もう、まさに「ひとめぼれ」。
立ち読みで衝撃(笑撃?)が走りました⚡
「中学生になったら絶対買おう!!」と心に決めて、中学生になりお小遣いを貯めて晴れて購入💛

この本、語呂合わせも楽しいんですが、細かいギャグが満載なんです。

蘇我入鹿
蘇我入鹿

蘇我入鹿、イルカだし!!
「イルカに乗った少年攻撃」って、城みちるさんを知らなければポカーン( ゚д゚)ですよね。

まんが中学歴史年代暗記中身
まんが中学歴史年代暗記中身

ちょこちょこ有名人が登場します。
そして、登場人物に時代を感じます(笑)
『いいとも青年隊』に芸能レポーターの『梨本さん』、今の子どもたちは絶対に知らないですよね(^^;)

面白いのが、著者がプロの漫画家さんに加え『法政大学漫画研究会』さんというところ。
ギャグが学生のノリっていうのが、面白くてしかたありませんでした。

プロの方が描いたページと、明らかに大学生の方が描いたページの差も、なんとも言えない味があるんですよ。
(多分、画像のページはプロの方が描いたページかな?と思います。)

大人になってからも本屋に行くと、つい“コレ系”の本が気になって、手に取るんです。
でも、やっぱり違う!!
私にとっては、絵のタッチもギャグのセンスも、この本が1番なんです💛

この本、中学時代ほぼ毎日どこかのページを読んでたんじゃないか?っていうくらい読みました。
(ついでに言うなら親兄弟もこの本をコッソリ読んでいたようで、家族内の会話に「イチゴ欲(1549)張るザビエルさん」だの「足利尊氏片耳(133)(8)けど」だの度々登場していました。)

この本のおかげで歴史はいつも高得点♪
高校入試はこれで乗り切ったといっても過言ではありません。

20代で親元を離れる際にほとんどの本を処分したんですが、この本は私と一緒にお引越し。
嫁ぐ際にも持って来たという、思い入れのある一冊です。

なので、学生さんにぜひおすすめしたい。
あ、この本をおすすめしたいわけじゃないですよ。
それは、 ぜひ本屋さんに行って、自分で手に取って、自分の目で中身を見てほしい 、ということ。
色んなサイトで本や参考書の口コミが読めますよね。
確かに口コミは参考になります。評価が高い本はやっぱり良書ですし。
でも、感性は人それぞれですよね。
他の人に合う本が自分にも合うとは限りません。
「これだ!」って思う本に出会って、自分が惚れた本で勉強する、こんな体験をしてほしいと思います。
自分に合った本で勉強した方が、力がつくと思いませんか?(*‘∀‘)

今日のブログを書きながら、ふと「今、この本って売ってるんだろうか?」と疑問が。。。
初版昭和59年ですので、さすがに新品は売っていませんでした。
ですが、なんと!中古ですが比較的きれいな保存状態で某サイトで売っていたんです!Σ(゚Д゚)
私の本なんて、変色してるし、中に落書きはあるし(多分年の離れたきょうだいの仕業かと)。

購入したい誘惑と闘っています(笑)

※ この本、教室の本棚にひっそり置いてあります。ご興味ありましたら、自習の時などに見てみてください。世代の差を感じること、間違いなしです(笑)